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営業チームのKPI設計方法

売上目標だけを追いかけるKPI設計が機能しにくい理由を整理し、行動プロセスと結果の両方を捉えるKPI設計の考え方を解説します。

著者:
ワザドリ運営者(運営者情報)

営業チームのKPIとは、最終的な売上目標を達成するために、日々の活動の中で追跡すべき具体的な指標のことです。売上目標だけをKPIとして掲げても、月末になるまで達成できるかどうかが分からず、途中で軌道修正する材料が得られません。

売上目標だけをKPIにする問題点

売上や成約数といった結果指標は、最終的に追いかけるべきゴールではありますが、これだけをKPIにすると次のような問題が起きます。

  • 月の後半になるまで達成の見込みが分からない:結果が出るのは商談プロセスの最後であるため、早い段階で軌道修正するための情報が得られません。
  • 何を改善すればいいか分からない:目標未達だった場合に、どの工程に問題があったのかが見えず、次月も同じ結果を繰り返しやすくなります。
  • 個人の頑張りに評価が偏る:結果だけを見ていると、プロセスの工夫や改善が評価されにくくなります。

結果指標とプロセス指標を分けて設計する

機能するKPI設計では、最終的な結果指標(売上、成約数など)と、そこに至るまでのプロセス指標(商談数、提案数、次回アポ獲得率など)を分けて設計します。

結果指標(レジング指標)

  • 売上金額
  • 成約件数
  • 平均単価

プロセス指標(リーディング指標)

  • 新規商談の設定数
  • 提案書の提出数
  • 次回アポイントの獲得率
  • 商談から提案までの移行率

プロセス指標は、結果が出るよりも早いタイミングで確認できるため、「今月はこのままだと目標に届かなそうだ」という兆候を早期に把握する材料になります。

自社に合ったKPIを選ぶための考え方

すべての指標を一律に追いかける必要はありません。自社の商談プロセスの中で、特にボトルネックになりやすい工程を特定し、そこに関連する指標を優先的に追跡します。たとえば「商談自体は多いが、提案まで進む案件が少ない」というボトルネックがあるなら、商談数よりも「商談から提案への移行率」を重点的なKPIにするほうが、改善につながりやすくなります。

KPIを形骸化させないための運用

KPIを設定しただけで終わらせず、次のような運用を意識します。

  • 定期的に振り返る場を設ける:KPIの数値を見て終わりにせず、なぜその数値になったのかを1on1やチームミーティングで振り返ります(営業会議を機能させる方法も参照)。
  • 数値の裏にある行動を確認する:「提案数が少ない」という数値だけでなく、なぜ提案まで進まないのかという具体的な行動の課題を掘り下げます。
  • 必要に応じて指標自体を見直す:一度決めたKPIに固執せず、ボトルネックが変われば追跡する指標も見直します。

具体例

ある営業チームでは、売上目標だけをKPIにしていたため、未達が判明するのはいつも月末近くでした。商談数・提案数・次回アポ獲得率をプロセス指標として追跡するようにしたところ、「商談数は十分だが、提案書の提出まで進む案件が少ない」というボトルネックが月の半ばで見えるようになり、そこに絞った対策を打てるようになった、というのはよくある改善の流れです。

まとめ

営業チームのKPI設計では、売上のような結果指標だけでなく、そこに至るまでのプロセス指標を組み合わせることが重要です。自社の商談プロセスにおけるボトルネックを特定し、そこに関連する指標を優先的に追跡することで、月末を待たずに軌道修正できる体制を作ることができます。

よくある質問

Q. 営業のKPIとは何ですか?+

A. 最終的な売上目標を達成するために、日々の活動の中で追跡すべき具体的な指標のことです。売上などの結果指標と、商談数や提案数などのプロセス指標に分けて設計するのが基本です。

Q. 売上目標だけをKPIにすると何が問題ですか?+

A. 結果が出るのはプロセスの最後であるため、月の後半になるまで達成の見込みが分からず、早い段階で軌道修正する材料が得られない点が問題です。

Q. どんなプロセス指標を設定すればいいですか?+

A. 自社の商談プロセスの中で特にボトルネックになりやすい工程を特定し、それに関連する指標(商談数、提案数、次回アポ獲得率など)を優先的に設定するとよいでしょう。

Q. KPIを形骸化させないためにはどうすればいいですか?+

A. 数値を見るだけで終わらせず、定期的に振り返る場を設け、数値の裏にある具体的な行動の課題を掘り下げることが重要です。

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